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那須塩原レストランチッチです。
12年以上毎日使用しているキッチンエイドミキサー。
故障はこれで4回目となりました。
3年おきに壊れています。
キッチンエイドはユーザーで修理ができるように
壊れるギアが決まっています。
そのギアを交換するだけで使い続けられることが
キッチンエイドの良いところ。
ただ、交換の際サークリップを広げてしまうため
サークリップも新品交換を推奨します。
<クリップが緩んでくると抑えが効かなくなり、
ギアが浮くことで故障を誘発します(体験談)>
では今回の交換の様子です。
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蓋を外します。開けたところなので、埃や煤で汚れています。全ての部品を外してクリーニングします。外したパーツをわかりやすくするため番号を書いておきます。

キッチンエイド分解図|10番のギアが必ず壊れます。7番のサークリップも同時に交換推奨。6番のパッキンも破損時に交換できるように、新品入手しておくと安心。

壊れたギアです。完全にすり減っているのが確認できます。内封されているグリスも真っ黒く固着しています。

今回換装する新品のギアです。角の決まったギアは気持ちいいです。

輸入代行業者さんを通して購入しています。海外のサイトから直接買う方法もあります。<キッチンエイド 9706529><キッチンエイド ギア>などの検索ワードをかけるとたくさん出てきます。

サークリップフライヤー。この工具だけは必要です。あとはプラスドライバー。分解するときは写真を撮りながら。ギアボックスの古いグリスも全て取り除き、完全に分解。パーツクリーナーを使用し全てを洗浄します。

全てのパーツを洗浄します。ホームセンターなどにパーツクリーナーが売っています。大きいものが2本あれば充分です。再注入するグリスも購入してください。

10番のギアを組み付けました。新品のグリスをたっぷり塗り付けながら組み立てます。

9番のピンを入れ、8番のギアを組み、7番のサークリップをはめます。その際、できれば新品のサークリップを使用してください。純正は一個4000円弱するので(国際送料込み)スナップリング軸用 ステンレス サイズS-12 15個入 408円で代替します。

18番のギアも組み込みます。グリスをたっぷりと。16番のベアリングは番号が同じなので前後とも同じ部品と勘違いしてしまいますが、実は違います。注文の際はフロントとリアを指定して買いましょう。その際16番のベアリングも交換しましょう。

全て組み付けが終わったら、この状態で試運転しましょう。異音はしませんか?以前と同じ状態でしょうか?2〜3分から回ししたら、増し締めします(意外に緩みます)電子部品にはマジックで番号を書き、上下がわかるよう黒く塗っておくとわかりやすいです。

お疲れ様でした。機械はメンテナンスすれば長持ちします。キッチンエイドはわざと弱いギアを作ることで故障箇所が特定しやすく、結果長く使えるいいミキサーです。自分で修理することで構造が理解でき、愛着が増しますよ!
以上です。
何かご質問などあれば
コメント欄からお気軽にどうぞ。
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